全国五大創意文化園の一つ
嘉義の旧酒工場は嘉義列車駅の隣にあり、台湾で最も早くコーリャン酒を生産した酒工場であったことから「白酒の故郷」と呼ばれるようになりました。1916年に設立された嘉義旧酒工場は、1982年に民雄工業区に移された際、多くの生産機具と関連設備を残していきました。それには洗浄機、貯蔵キャスク、ボトルコンベヤー、煙突、コーリャン米貯蔵タンクと計量装置などが含まれ、どれも価値ある酒製造文化の証拠品ばかりです。なかでも七棟の建物は市の古跡に指定されており、年末には続々と古跡修復工事が行われる予定です。高さ五十三メートルのボイラー煙突は嘉義市早期のランドマークの一つとなっています。
文化建設委員会の全国五大創意文化園のうち、最も期待が高いのは嘉義創意文化園区です。ここは嘉義市の商業と地理的に恵まれたところにあるため、文化歴史の発展において、嘉義市文化設施帶の出発点であり、酒公売局嘉義分局(市指定の古跡)と結びついています。北へつながる嘉義列車駅(市指定の古跡)、鉄道倉庫芸術村、竹材工芸加工場(産業建築)、文化センター、営林倶楽部(市指定の古跡)、阿里山鉄道北門駅(市指定の古跡)、嘉義旧刑務所(市指定の古跡)は、嘉義文化の真珠とも言うべきもので、嘉義創意文化園区はその中でも最も大きく、最も輝いているものの一つです。