台湾唯一の景観、太陽を追い続ける射日塔
「射日塔」は今や嘉義市を最も代表する新ランドマークです。嘉義公園にあり、上を見上げると巨大な美しい洋紫荊(バウヒニア・ブラケアナ)が目にとまります。青い空に映し出されるその花は嘉義市の市花であり、射日塔が照らす光で花を咲かせる光景は、まさに嘉義市の美しさを物語っています。
嘉義市の市花が敷きつめられた円形の建物は、忠烈祠の跡地で、高さ62mの射日塔の10階と最上階の11階には、嘉義の全景を360度展望でき、山の美しさに目を奪われることでしょう。
エントランスには台湾の守護神を表す雲豹(ウンピョウ)のブロンズ像が置かれています。タワー1階にある「忠烈祠」には白い大理石で作られた、烈士の位牌が眠っており、人々が参拝に訪れる場所となっています。二階から上は射日塔となっており、旧忠烈祠に対する人々の従来のイメージを変えるため,建築の内外には多くの文化・芸術が取り入れられています。
.外部の造型説明
外部の造型は阿里山神木をモチーフにしており、その褐色のアルミニウムの模様は神木の外皮を思い浮かべます。その塔の中心に40mの空間があり,まるで神木が引き裂かれたかのようです。最上階にはカフェと展望タワーがあり、グルメや街並みの美しさを楽しむことができます。
.内部の造型説明
内部には原住民の「射日神話」のブロンズ像が置かれています。その彫刻は高さ24m、幅3m、厚さ6mmの大きさとなっています。その美しい神話は代々受け継がれており、人を奮い立たせる社会教育の意義を持つものとなっています