香火がこうこうとともる九華山地蔵庵!
九華山地蔵庵はかつて「嘉邑北岳殿地蔵王 - 九華山地蔵庵」と呼ばれていました。
地蔵庵正殿の本尊は地蔵菩薩であり、大雄宝殿の本尊は釈迦如来であり、前庭には太歳殿と文昌殿が設けられています。また、大悲殿、弥陀殿、薬師殿の本尊はそれぞれ観音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来であり、最上階の大願殿には4体の南無大願地蔵菩薩がまつられています。鎮殿地蔵菩薩は交趾焼の大家・葉王の作といわれており、その表情は荘厳で慈悲深く、仏恩は広々としています。霊験があり、郷里を守り、民を守ることから、最も重要な信仰の中心になっています。
毎年、上元法会、中元法会、下元法会が営まれており、その参加者は毎回1万人を超え、非常に盛大です。地蔵庵は香火がこうこうとともり、いつも人々を救済し、苦しみから救い、慰めています。堂内の鎮殿地蔵菩薩と十王は文化財であり、極めて価値があるものです。
きらびやかな九華山地蔵菩薩は明朝末期にとある善士の手ではるばる台湾にもたらされたものであり、1697年(康熙36年)に現在地に安置され、今に至るまで300年余りの時を経ています。1717年(康熙56年)に北路営守備の游崇功が庵を建立し、1760年(乾隆25年)に知県の李倓が拡張してそれなりの規模を持つようになり、その後も修築を重ねた結果、1971年(民国60年)に7層の蓮花宝殿として再建されました。