親愛なるAlber
3年間過ぎましたが、まだ阿里山の桜の木の隣にその封印されている茶甕を覚えていますか。
遠くのあなたは、曽てある夏の午後に
急に桜の花のお茶の優雅な微かな香り、
またその龍眼の木で焙煎した古いお茶を思い出したことがありますか。
私は戻ってきました。再びあなたの街に来ました。
あなたが歩いた通りを渡って、あなたが見た風景を眺めてきました。
これであなたにもっと近づけられるでしょう。
春になると、山々と柔らかい緑の葉と桜があたかも桃の城にチークを入れたように見えます。
甕の中のお茶とあなたへの思いは時間の流れに連れて、益々濃くなりました。
ゆっくりとした街、静かな山、遠方の雲の海は、
いつも穏やか、たまにはいたずらと気まぐれのあなたとそっくりでしょうね。
異郷にいるあなた、今お元気ですか。
あの頃、私たちは一緒に飲んだその微かな香りの冬のお茶を思い出しました。
その際に是非私の思いで醸したお茶をあなたと一緒に飲みたいです。